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愚痴を聞いてくれ 2年を費やした組織改革だが、肝心の新規事業案がカスカスだった話

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あまり自分のことをブログで書いていないのだけれども、たまにはからすぅ100%という弱い人間を知ってもらうのも良いかなと思い本記事を綴った次第でございます。

 

標題にありますとおり、我が社は2017年から今日まで変革検討委員会を設置し、2年を費やし組織改革を行ってまいりました。

内容としては、現在の業務の見直しだったり、若手社員への技術の継承だったり、ワークライフバランスの充実だったりと、まぁ普通の企業だったら日常の中で意識的に改善していくものです。

そんなありきたりな組織改革の中に一点、僕の気を引く項目がございました。それが「新規事業の創設」です。このブログでも度々書いているのですが、僕は既存の業務だけを粛々とやっていれば将来安泰だとは思っていないタイプの人間です。うちの会社は非常に堅実で浮利を追わないスタンスなのですが、逆を言えば新しい事に挑戦しないとも言えます。そんな企業がついに「新規事業の創設」なんて言い出したものだから、非常に楽しみな気持ちでいました。組織改革を行うにあたって検討委員会が作られ、そのメンバーは若手の考えを反映させたいという部長の思いから、部長、課長、係長、主任、平社員で編成されるようになりました。当時の僕は主任だったので、是非とも参加しようと思って、部長に声をかけた矢先、「え?もう検討委員会のメンバーはきまっているよ」と言われ、結局仲良しグループで固まってるだけかよ!っとふてくされた記憶があります。ただ、うちの社員は学歴や能力だけは一流の猛者がそろっているので、その方々が2年もかけてやるのだから信じて任せようと自分に言い聞かせていました。

 

そして月日は流れ、2019年の9月、検討委員会による検討のまとめが完了したと連絡があり、その報告書を見せてもらう事に。さて、どんな風に仕上がったのか確認してみると

新規業務案

1.今話題のプラスチックごみに関する業務
2.人口減少や高齢化社会とリンクした事業
3.地域開発や地域振興業務
4.地震や水害がらみ災害業務
5.再エネ事業
6.国際事業

 

 

一部フェイクを入れていますが、本当にこの程度の情報量しか記載されていませんでした。2年かけて頭のいい人達が導き出した新規業務案が漠然とした、今流行の単語を並べただけのものとなっており、具体性も無く、収益の見込みも立てず、一体皆さんは何をされていたの?と不安がTSUNAMIのように押し寄せてきました。早急に自分の眼がバグったんだと思い眼科に行きました。レーシック受けてきました。嘘です。このまとめ報告を見た瞬間、きっと委員の皆さんは会議が開かれる度に謎の腹痛に襲われてまともに話し合い出来へんかったんやろなぁと租借するしかありませんでした。トイレ争奪戦してんやろなきっと。もういや~。

 

そんな萎え萎えな中で日常業務をこなしていると突然全社員に向けて、「我が社で支給されている作業着を新しくします」と、他支店の熱血独身女様(30)よりお達しがはいりました。決して悪霊に取り付かれたのではなく、検討会に刺激を受けての行動だったようで、いつの間にか別支店内で作業着に関するアンケートをとり、どの服を選ぶか毎日真剣に頭を悩ませているようでした。ちなみに彼女も検討会の一員です。突然のお達しと決定通知にうちの支店も流石にざわつきを隠せませんでした。

唐突の通知に我が支店の部長も二言返事で却下しましたが、熱血独身女様(30)のご同期である病み女(30)様が「熱血独身女様(30)すごくがんばってるの!がんばってるんだよ!がんばってる!」と皆にまくし立ててきて正直痛かった。もういやー。

どうやら彼女達にとっては、会社の今後の命運を決めるかもしれない新規業務の立案よりも皆に同じ作業着を着させたい気持ちと、がんばっている人を評価してあげて~という気持ちの方が大事なようです。誤解しないで欲しいがうちの会社でこの二人が特別特殊なだけで、他の女性社員は海外でバリバリ働いているし、さばけています。

 

 

本来立ち向かわなければならない問題や課題に目を伏せ、とても小さいな事柄を最重要課題のように騒ぎアピールする人がこの世の中には一定数以上います。

僕はこういう人たちに対してどう対処をしていいのかまだ分からないのでどうしたら良いのか教えてください。もういやー