【ビジネス】一流の基礎 課題の優先度を決定する「緊急度/重要度マトリックス」
1.「緊急度/重要度マトリックス」とは?
「緊急度/重要度マトリックス」は物事の優先順位を「緊急度」と「重要度」という2つの評価項目で整理し、検討・選定していくためのフレームワークです。
経営者の抱える課題(資金調達、従業員の育成、新事業の計画)から、個人が抱える日々の業務(業務管理、日常業務)まで、あらゆる現場で活用されるフレームワークの定番となっています。
「緊急度/重要度マトリックス」を用いて全体像を可視化したら、課題の優先順位はもちろん、何に対してどれくらいの資源を割くのかというバランスを考える事も重要となります。
また、扱う課題の量が多い場合、9マスのマトリクスを用いる方法もあります。マスの数を増やす事で、より個別に検討したり、対策を講じたりすることが可能となります。
2. 「緊急度/重要度マトリックス」の使い方
一番スタンダードな使い方はマトリックス上に問題や課題を配置する事です。
具体的な方法
①手作りでも良いので、To Doリストを作成し、やる事を明確にします。
自分は無印良品に売ってあるチェックリスト付箋紙を活用する事が多いです。
②「緊急度/重要度マトリックス」表を作成します。
「緊急度/重要度マトリックス」表はパワーポイントやキーノート を使えば5分もかからず作成できると思います。
③電子吸着ボードに「緊急度/重要度マトリックス」表を貼り付け、その中にTo Doリストを貼り付けます。
電子吸着ボードの詳細は以下をご覧ください。
ただ、「緊急度/重要度マトリックス」を作ってまでしなくても優先度を明確にする方法はあります。
例えば、ToDoリストの最後に以下のランクづけを記入しておくのもありだと思います。
「記入例」
「ランクA」・・・高重要、高緊急
「ランクB」・・・高重要、低緊急
「ランクC」・・・低重要、高緊急
「ランクD」・・・低重要、低緊急
ただし、表で書く方が全体像を見やすいという事もありますので、やる事が一定数以上になった場合に使用するようにした方がいいと思います。
注意点
この表を使用して思ったのは、ついつい緊急度の高いものに手を出しがちになってしまうという事です。
重要度が高くても緊急度が低い課題は将来の投資につながる課題も多いので、ここを疎かにしないように気をつけなければなりません。