【ビジネス】一流の基礎 問題の整理に役立つフレームワーク1「ロジックツリー」
【コンサルタント】問題・課題の発見に役立つフレームワーク1〜4で問題の炙り出しができたら、次はその①問題を整理し、②課題の設定を行い、③解決策の方向性を検討していくステップへと移ります。
本記事では「①問題を整理」するためのフレームワークとして、ロジックツリーをご紹介します。
1. ロジックツリーとは
「ロジックツリー」は、物事を分解して考えていく事で、全体と部分を網羅的に整理するフレームワークの代表的な存在です。最初に設定した問題を、いくつもの要素に分解していきます。
ロジックツリーでは右(下位の概念)に分解するほど情報が具体的になり、左(上位の概念)ほど要約されます。
2. ロジックツリーの使い方
ロジックツリーの使い方
①問題設定
ロジックツリーの頂点となる問題を設定します。起きている問題や事象を抽象的で良いのでありのままを記載してください。
問題設定は重要であり、「真の問題」を見定める必要がありますので、下記の手法等でしっかりと問題を見定めてください。
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②原因を書き出す
設定した問題に対して、「What」、「Where」、「Why」などの問いかけを行い、原因となる要素を書き出します。ここでは細分化する必要はないので、大きな分類を把握することがポイントとなります。
この時点で原因がダブらないように気をつけましょう。
③原因の細分化
原因に対して、さらに問いを投げかけ、原因の細分化を行っていきます。
ここはマッキンゼーでも定番の「Why So」、「So What」を何度も繰り返し原因の核心に近づいていきます。
④設定した問題に対して論理的であるか確認
問題の細分化が全体的に書き出せたら、上位概念と下位概念の関係に間違いがないかをチェックします。
3. 原因の書き出しをする際の注意点
各階層の概念(下位の概念)を書き出す中で、同じ属性の問題を違う言葉で書き出しているということがあります(問題のダブり)。逆に視点不足により情報の抜け漏れが発生する可能性もあります。
「漏れなくダブりなく情報を整理する考え方」はMECEと呼ばれ、あらゆる思考に置ける大前提となります。
漏れやダブりが生じると問題解決には近づけず、相手を説得する上でも整理不足と認識されていましますので、原因の細分化をする際には十分に気をつけるようにしましょう。