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【MBA】3つの「競争の基本戦略」〜M・Eポーター「競争戦略論」より

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1.世界のエリートたちはビジネスの「セオリー」を知っている

 

経営理論というと「そんなものは机上の空論だ!」と口走っていたのは数日前の僕です。

 

経営理論よりも現場で多くの経験をして情報をフィードバックした方が成長できると考えていたのですが、海外から出向している方から「それは片方のタイヤしか付いてない車で目的地まで行こうとしているようなものだよ」とズバッと言われてしまいました。

 

現場での実戦も大切だが、理論もしっかりと武器として使うことでスマートにゴールまで辿り着けるし、信頼獲得にも繋がりやすいとのことです。

 

どうやら、海外のビジネスパーソンは経営理論を読み書き算盤と捉え、仕事の基本スキルと考えているようです。社内外に問わず、意見を言うときに「これはあの〇〇理論に基づいた戦略だ」と言えば伝わるみたいです。

 

最近では日本でも経営理論を蔑ろにせず、実用できるようにMBA(経営学修士)取得を勧める組織や個人的に取得しようとする人も増えてきています。

 

さて、そのMBAですが既に色々な書籍が出回っているようで、どれから読むかな〜と悩んでしまうのですが、とりあえず下記の書籍を購入してみました。

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

 

 

MBA必読書50冊を1冊にまとめたという美味しい本です。この本を読むだけでもビジネスのセオリーを知識として身に付ける事も出来ますし、さらに詳しく知りたい場合は本書の元となったMBA本が紹介されていますのでそちらを購入するのもありかもしれません。

 

本ブログでもMBA書籍で学んだ事をご紹介していこうと思います。

まずは本書でも取り上げられている、M・Eポーターの競争の基本戦略をご紹介します。M・Eポーターは超有名人です。

 

2.コストリーダー戦略

他社より低いコストにする戦略。たくさん売って規模を大きくし、製品1個あたりの固定費を下げる「規模の経済」や、数多く作り経験を蓄積してより効率よく作る「経験曲線」を追求します。

 

製造業や商社がやっているようなイメージです。

注意点としてはコストを下げてもラスト・マン・スタンディングのようにライバル企業同士で首を占めあう可能性があるので、規模を増やすという事を計画的に増やすようにしなければ大変な目にあうと思います

 

当然ですが、他社よりも安いコストで製品をつくるための体制作りも必要となります。

 

3 .差別化戦略

顧客の特定ニーズに対応し、より高い価格で売れるようにする戦略。そのためにに顧客が「喜んで高いお金をはらいたい」と思えるように顧客のニーズに応えて価値を高めます。

 

差別化戦略は、「製品設計」「ブランドイメージ」「テクノロジー」「製品特徴」「顧客サービス」といった点で差別化をし、業界内における「特異性」を獲得して優位に立つものです。

オリジナル商品、技術を持つ事が重要になるので、自社の強みや弱みをしっかりと分析する必要があります。

 

4.集中戦略

市場や商品を狭く限定し、そこでベスト目指す戦略。「何をやらないかを決める」事が重要で、するべき事に経営資源を集中させます。 

差別化戦略との違いはニッチな層をターゲットに最大限のパフォーマンスを発揮させる事で、市場調査が鍵を握ります。

 

 

 

これまでのコストリーダー戦略、差別化戦略、集中戦略をまとめるとこんな感じだと思います。

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矢印の先ほど顧客数と付加価値が多いことになります。

まずは、自分たちの組織が現状どの戦略をとっているのかを確認し、今後はどのような戦略をとって行くのが良いのかを話し合うといいかもしれません。

これらの戦略についてより詳しく知りたい方は、M・Eポーターの競争戦略論をご参照ください。

 

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