【ビジネス】成果を出すためのルール12. 戦略的に「頑固」になろう
1. 柔軟に対応する事を続けると不利になる事もある
人生は「選択肢の連続」というように、私たちは常日頃から色々なことに頭を使い、限られた時間の中でベターだと思う選択をしています。
流動的に変化が続くこの時代では、柔軟性が重要でTPOに合わせた判断をする事が望まれます。
しかし、柔軟に対応しようとするあまり、見落としがちになっている事があります。
それは、状況に応じて何度も決断を繰り返すと、判断力が鈍ってくるという事です。
これを専門用語で「決断疲れ」と言います。
疲れた脳は最も安易な選択肢を選ぶようになり、多くの場合それは悪い決断となってしまいます。
2. 頑固な姿勢を築けば自分なりの誓約が生まれ、判断に迷いがなくなる
決断疲れをしないためには、予め自分の中でブレない軸を作っておく事です。
すでに自分の中にブレない軸を持っている人は周りから頑固な人と思われ、柔軟性に欠けていると思われがちですが、自分の目的に最も合理的に近づく事ができる人とも言えます。
彼等彼女らは、自らの誓約(ルール)に従って行動する事があるため、選択を求められた時に、毎回「メリット」、「デメリット」を天秤にかけ悩む事がありません。すでに自分の中で方向性が決まっているため、思考のエネルギーを使わず短時間で決断をする事ができるのです。
その結果、決断疲れもせず、常にベストな選択を選ぶ事ができます。
また、頑固な姿勢は自身の評価を確立させることにもつながります。
一貫した姿勢を貫いていれば、自分のスタンスを知ってもらう事ができます。周りの人たちに主体的な印象を与え、揺るぎない人だと存在を分かってもらえます。
3. どうすれば戦略的に頑固になれるのか
周りを見渡した時、頑固な人はそれほどいないと思います。
つまり、多くの人が柔軟性を大切に仕事をしているという事で、もし上述した通り頑固になろうとするならば、戦略的に頑固になる必要があります。
性格まで頑固になるのは難しいと思いますが、戦略的に頑固になる方法として、自分の中でシンプルなルールを作り、遵守する方法があります。
例えば、Appleの創設者スティーブ・ジョブスは毎日同じ服を着る事で有名でした。
これはジョブスのルールであり、そのルールを遵守する事で「服を選ぶ思考エネルギーを使わない」というメリットが得られるのです。
このような自分なりのルールを複数設け、自身にブレない軸を作る(頑固になる)事は必ず自分の役に立ちます。
シンプルルールの作り方を下記に紹介してますので、よければご参照ください。