【ビジネス】成果を出すためのルール11. 開始時のプランよりも修正に重きを置く
1. 飛行機は予定ルートを飛んでいる事はほとんどない
飛行中、機体が予定されたルートを飛んでいる確率はなんとゼロパーセントだそうです。
乱気流等、予想のできない障害が常に発生する空の上では、定められたルートを通れば絶対安心!なんて事はないということですね。
それでは、何故飛行機が定刻通りの離発着を可能としているのかですが、その理由は絶えず軌道修正を行っているからだそうです。
自動操縦装置が常に予定位置と現在位置のズレを感知しており、舵の役割を果たす補助翼が絶えず飛行ルートの軌道修正をしています。
絶えず軌道修正を行うことで、飛行機は目的の場所までたどり着くことができるのです。
そしてこの軌道修正こそが、人生においても目的を達するうえで最も重要な考えの一つになります。
2. 計画は重要、でも軌道修正はもっと重要
新しいことを始めるとき、多くの人は目的までの道のりを事前に計画し、実行に移します。既に経験したことのある仕事等であれば計画通りに事が進むのでしょうが、新しいことを始めるとなると常に予期しないエラーが多発します。
当初の予定通りに事が進まないというのはストレスであり、計画の甘さから自分を責めることもあると思います。
また、他人が立てた計画に沿って行動をしてエラーが生じた場合、計画の甘さを指摘したくなるかもしれません。
目的をスムーズに達成するためには実現性性の高い計画を用意することが重要ですが、それ以上に重要なのは、発生したエラーを真摯に受け止め、少しづつ当初の計画を軌道修正することです。
飛行機の例もそうですが、軌道修正をうまくできる事が目的地までの最短ルートを作り上げるといっても過言ではありません。
要するにエラー時にこそ冷静に突破口を見つけられる人こそが物事を高いレベルでなし遂げることができるのです。
エラーは起こって当たり前です。計画とちがう!と動揺するのではなく、「あ~、実際やってみるとこう言うことがおこるのか~勉強になった」と前向きに捉えましょう。
3. 軌道修正がうまい人は結局、率先して動いて失敗を重ねている人
世の中には頭のいい人がいます。しかし頭のいい人が完璧なプランを立てて、計画通りに成果を出したという例を耳にしたことはありません。
計画に時間を立て、計画内容を飽和状態まで練りこんだとしても起こるのが予期せぬエラーです。
計画を立てる人はもちろん重要です。しかし、計画を練りすぎて動かないのは問題です。ある程度の方向性や計画が定まったら、失敗するつもりで新しいことに挑戦したほうが良いです。
なぜなら、計画は物事に挑戦しながらでも考えられますし、挑戦している人は常に予期せぬエラーと遭遇し、経験値を増やしていきます。こうして軌道修正の上手な人が生まれていき、より精度の高い計画を再構築することができるようになるのです。
失敗が無いに越したことはありませんが、痛い目をみて覚えることが世の中にはたくさんあります。様々な経験を積んで軌道修正の上手な人になれるよう、がんばりましょう!