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ヴォーカリストは歌唱力だけが全てじゃない! 歌唱力以外の評価項目をみるべきだ!

 

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1. はじめに

ヴォーカリストとは何か?と考えた時、色々な言葉が頭を過ります。

 

僕にとってのヴォーカリストとは、歌う人、バンドのフロントマン、表現者、メッセンジャー、盛り上げ役、もっとも人間性で評価される、など様々な言い換えができる人達の事を指します。

 

ですので、歌の上手い下手いでヴォーカリストたるものを簡単には判断しないようにしているのですが、残念な事に今日の通勤電車において学生諸君が「3代目まじ歌上手い」、「Superflyの歌唱力は認める」、「アイドルは歌が下手い」と言うのを耳にしてしまい、やはり多くの人は歌唱力でしかヴォーカリストを見ないのか?(あとはルックスかな?)と少し残念な気持ちになってしまいました。

 

なので、本記事では、ヴォーカリストがどのような立ち位置、気持ちで歌っているのか、どういった部分を視聴者は見るべきなのか、僕の好きなヴォーカリストの特徴を上げながらヴォーカリストの歌唱力以外の評価の仕方を語りたいと思います。

 

 

2. 例① GACKT 〜世界観を魅せるヴォーカリスト〜

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GACKTさんのライブにはストーリーがある事が多いです。東京ドーム公演では映画のような動画とGACKTさんの歌声が見事な世界観を演出していました。

 

彼はライブにおいて自身の世界観を伝える、聞き手が何を強く感じることができるかを徹底的に考え表現するタイプのヴォーカルです。

 

また、世界観を作る上で欠かせないステージの装置、演出に関しては徹底したこだわりを持っており、会場が規制している事でも上手く隙間をついて演出を可能にするなど、演出の前の準備段階からあらゆる試行錯誤を繰り返しています。

 

歌声も芯のある低音ボイスで、美しい容姿とは違った男らしさも、ヴォーカルとしての特徴とも言えるでしょう。

 

ヴォーカリストは歌唱力以外に自身の世界観を伝える事が重要な評価項目になると僕は思います。

 


Gackt - Mars Sora Kara no Homonsha~Kaisou~ [2000]

GACKTさん参考記事

incentive-to-innovation.hatenablog.com

 

3. 例②清春〜幅広い楽曲センスを持ち合わせ、ストレートな感情で歌うヴォーカリスト〜

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清春さんは年代毎に考え方や感じ方がかなり違っており、その都度音楽性が変化しています。

ダーク、パンク、ヘヴィロック、メロディアスな歌ものなど、引き出しの多さはかなりのものです。

 

そして、それらの楽曲に合わせて攻撃的に、または叙情的、耽美的に歌うことのできるヴォーカリストとなっています。

 

清春さんは良くも悪くもその時の感情を剥き出しに行動するする事が出来る人です。

 

初期sads 時代にはイライラした時にステージを壊す、アンコールに応えないなど、良くも悪くもその時の感情に素直に動いています。

 

そんな自分の感情に素直な清春さんだからこそ、ヴォーカリストとして迫力のあるライブが出来るのだと思います。

ちなみに、歌い方もシャウトやファルセット、ビブラートを多用しており、幅広い表現方法を持っています。(こういう技術を歌の下手なヴォーカリストと感じている人もいるようですが…)

 

ヴォーカリストは歌唱力以外に幅広い楽曲を歌いこなすセンスと、感情を込めて歌う事が重要な評価項目になると僕は思います。

 


黒夢 BEAMS【LIVE】1996 BOYS ONLY

incentive-to-innovation.hatenablog.com

 

 

4. 例③teru 〜他人にポジティブな気持ちを分け与えるヴォーカリスト〜

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teruさんがどういうヴォーカリストなのか、技術や世界観で語るのは難しいのですが、teruさんの歌声には人を温かい気持ちにさせる「力」があります。

 

その力の根底にあるものは、teruさんの持つ素直・誠実さや、ファンや仲間を愛する心ではないでしょうか。

 

sugizo さん曰く、teruさんはあらゆる絶望もポジションなものに変える力があるヴォーカリストだそうです。

 

ヴォーカリストは歌唱力以外に、聞く人を温かい気持ちにしたり、勇気を与えたりする不思議な力が重要な評価項目になると僕は思います。


「空が青空であるために」ミュージックビデオ

 

5. 例④鬼龍院翔〜エンターテイメント重視するヴォーカリスト

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ご存知ゴールデンボンバーの中心人物、キリショーです。

キリショーは一見ふざけたV系被れな様にも見えますが、90年代のヴィジュアル系が持っていた独自のコンセプト、新しいものを作り上げるといったマインドを確実に引き継いでいる稀有な存在です。

 

彼もまた多種多様な楽曲を手が得る事ができ、かつGACKTさんと同じ様に様々な世界観を作り上げる事が出来ているのです。

 

ただし、彼の場合はミュージシャン兼ヴォーカリスト兼、エンターテイナーという感じがします。

 

キリショーの様に、様々な手法を用いてお客さんを楽しませるといったエンターテイメント性もヴォーカリストを計る上で重要な評価項目になるのだと私は思います。


ゴールデンボンバー「毒グモ女(萌え燃え編)」Live at 横浜アリーナ 2012/6/18【GOLDEN BOMBER】

 

 

6. 最後に

今回紹介した例のヴォーカルはいずれも似た様なジャンルのミュージシャンだと思います。

女性の歌手やアイドル、グループ歌手などを歌唱力以外で評価するための項目を探してみるとまた新しい発見があるかもしれません。

 

incentive-to-innovation.hatenablog.com

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